治療例 妊娠希望、足の冷え、腰痛

20代女性

 

[現病歴]

3ヵ月程前に妊活を始めた。普段は、身体を冷やさないように意識し、休みの日は夫婦でウォーキングを行っている。

足の冷えや腰痛が気になり、鍼灸で改善できればと思い来院。

生理周期はおよそ28日周期、たまに生理痛が強い時がある。

 

[診断]

疲労による肝陰虚

 

[治療]

証:肝虚脾虚証 右適応測

右蠡溝、大鐘に補法。左公孫、左内関の補法。

背中、左右肝経に散鍼。

命門に知熱灸3壮。

 

[治療2回目]

前回治療後の翌日まで足がすごく温かかった。

腰痛は変わらず。

治療は前回同様。

 

[治療5回目]

初診から1か月後。

足が冷たいと思うことが少なくなってきた。

生理になったが、痛みはない。

腰痛は最初の4分の1程度になった。

治療は命門の知熱灸を1壮にした以外は同じ。

 

[治療12回目]

初診から2か月半後。

産婦人科にて妊娠を確認。

気になる症状は無くなった。

 

その後、軽いつわりはあったがその都度対応した。

妊娠20週を過ぎたころから安産灸として三陰交に知熱灸を行い、36週以降は出産準備として右小指先端に知熱灸を行った。

 

出産は何事もなく順調に終え、産後も母子共に健康で過ごしているそうである。

 

 

[解説]

この患者さんは、疲労による身体の弱りと診断しました。

妊娠、出産には膨大なパワーが必要です。

そのため鍼灸で身体の弱りを補い、妊娠しやすい身体に変えていきましょうとお話をし、治療していきました。

妊娠から出産後まで順調に過ごすサポートができたのではないかと思います。

 

鍼灸はこのように妊娠しやすい身体作りや妊娠後の体調管理、安産に非常に有効です。

また体外受精等の不妊治療を行っている場合、成功率も上昇するといった研究もあります。

 

母体が元気であれば、当然お子さんにも良い影響があります。

先天性疾患の予防はもちろん、身体の強いお子さんに育ちやすくなります。

 

妊娠中の方、妊娠を考えている方、ぜひ鍼灸を受けてみて下さい。

力になります!

 

 

ここまで読んで頂きありがとうございました。

現代医学とは違う考え方・治療方法ですが、少しでも興味を持って頂けると嬉しいです。

そして何か症状が出たときに、鍼灸も選択肢に入ればと思います。

 

次回のブログもよろしくお願い致します!